精神論
今、「中田英寿 誇り」という本を読んでいる。
昔から彼のことがとても好きで、彼について書かれた本は、ほとんどすべて読んでいるし、選手を引退した今でも、nakata.netの会員でもある。
間接的にではあるけども、彼の事を知るほどに、彼をトッププレーヤーの地位に押し上げたのは、彼の精神力にあると思わざるを得ない。
「プロは仕事でお金を貰うのだから、その仕事に全力を尽くさなければいけない。」というのは、一般的な常識ではある。彼にとっては当たり前すぎて、言葉にする程の価値がないと考えているのだと思う。だから、彼の口からはあまり精神論的なコメントは出てこない。
しかし、彼ほどプロであることの責任を受けとめ、プロであり続ける努力を怠らない精神力を持つ人間はそうはいない。「全力を尽くす」の意味は、きっと人によってずいぶんと差がある。
彼は本当に高いレベルの全力を尽くす精神力を持っているのだと思う。
その精神力の発露が、例えばドイツWCのブラジル戦で見せた彼の誇り高い姿だ。
あのたった90分の試合からも、学ぶべきことはたくさんある。
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中田英寿誇り 著者:小松 成美 |
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